ディスコ探偵水曜日

未来から来た少女と殺された探偵小説家、これらの事件に対する主人公「Disco Wednesdayyy」の想像力の限界に挑戦するという感じの内容だった。

全てに意味があるように見せかけながら水星Cのくだりはわざと放置しているように見えるし、認識が世界を作っているんだというようなアンチミステリ感、文で説明するよりも絵に描いたほうが分かりやすいと図を多用する辺りがメタっぽい。

異常に広げた風呂敷はちゃんと畳むし、思ったよりすっきりした終わり方で良かった。

(舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日 上』|立ち読み|新潮社)

ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日〈中〉 (新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日〈中〉 (新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)